緑地帯/『あきらめない 続・君が代不起立』
昨日のブログで中国新聞のことをかいたせいでもないと思うのだが、この夏8回にわたって、中国新聞の文化面「緑地帯」で『船、山にのぼる』に関して連載していた新聞8日分がどかっと届いた。新聞を開きながら、北京オリンピックの記事が満載で、つい最近のことでありながら、えらく前のことのように思える。月日が経つのは早い、ということか。
その連載だが、あらためて読んでみると、撮影を始めるまでの話が結構長くて、撮影裏話というより背景説明すぎたかな、とも思えなくはない。まあ、それでも(随分直してもらったおかげもあるが)そこそこ読めるものではあったんじゃないか、と自分では思うことにしよう。
夜、中野にビデオプレス製作の『あきらめない-続・君が代不起立』の完成試写会に行く。とにかく、東京都教育委員会の醜さと、それでもめげない根津さんの生き方が胸を打つ。ただ、続編なので前の作品と続けて見た方がより深く見れると思う。というわけで、続けて見れる機会を作りたい、と思っているところです。
映画からは離れますが、前作を見た時にもふと考えていたのだが、僕は中学・高校となんの疑問の抱くことなく君が代の伴奏を演奏していた。吹奏楽部って、学校行事のいろんな場面に駆り出されるもんです。そんな中で、君が代って意外と難物。何せ、和声だけで出来ているような曲(編曲)なので、下手な演奏だと和音がぐちゃぐちゃになって聞き苦しいことこの上ない。歌詞の意味に気付いたのは大学に入ってからだと思う。(だから根津さんが映画の中で、歌詞の意味すら教えずにただ歌えというのは乱暴だ、とおっしゃっていたのは正論だと思う。)
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