『スカイ・クロラ』
僕は日本の映画監督では、唯一、次回作を見たいと思うのは押井守監督だけだ。だから新作の『スカイ・クロラ』もすぐ見たかったのだけど、今日まで見るのが遅れてしまった。おまけに、家の近くのシネコンでは、昨日で上映が終わっていた・・・。
ということで渋谷まで出かけた。出かける直前、大雨が降ってきて、今日はやめようか・・・と思い始めたら、しばらくして止んだ。本当に変な雨の降り方だ。
で、『スカイ・クロラ』。僕には少し物足りなかった。まず、「ショーとしての戦争」「キルドレ」などの世界設定をもう半歩踏み込んで描いて欲しいと思ったのだ。押井さんはいつもしつこくならない一歩手前で止めるので好きなのだけど、今回はもう半歩いってもいいんじゃないか、と思ったのだ。主人公たちにも感情移入できなかった。ただ、ドッグファイトシーンは、もう出色の出来。美しい。もう一つ思ったのは、戦闘機の3DCGがリアルで美しいから、キャラクターの2Dとのギャップをどうしても感じてしまう。そこが狙いだということは分かりつつ、どうもしっくりこない感じもある。(かと言って『クローンウォーズ』みたいなのもどうかと思うけど。)単に「慣れ」の問題だろうか・・。
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