シネマテークたかさき
昨日から始まったシネマテークたかさきでの上映。舞台挨拶に行く前に、事務所に行って、札幌での上映用のテープ、パンフレットなどを発送。雨が降ってるからちと大変。
2時間ばかし電車に乗って、いざ、高崎へ。駅では支配人の志尾さんが迎えに来てくださっていた。シネマテークたかさきは約4年前に出来たミニシアターで、行ってみたかったところだから、「舞台挨拶」などとは大げさだけど、見に行きたかったことが大きい。支配人の茂木さんが劇場前におられた。茂木さんはガンの手術をされ闘病中だから、気になっておりました。長年高崎映画祭を続けてこられ、僕の『科学者として』も上映してくださった。今回も4月半ば頃、資料をお送りしたところ、すぐ上映を決めてくださった。こうして、上映してくださる方がいないと、僕のような映画はなかなか観客と出会うことが出来ない。だから、本当にありがたいのだ。茂木さんはさすがに少し痩せられたようで、しんどそうではあったのだけど、わざわざ出てきていただいて、ありがたいやら、申し訳ないやら。
近くで食事をした後、上映。座席と座席の間がゆったりしていて、落ち着いて映画を見れるいい映画館でした。音も低音がかなり出ていて、今まで見たのとまた違った感じ。
上映後、簡単な挨拶の後、お客さんと質疑応答。何人かの方から感想も聞きました。こうしてお話が出来ることが何よりも励みになる。
高崎に来るまですっかり忘れていたのだけど、群馬県と言えば、八ツ場ダムの造成中。僕も今年、現地を歩いた。あのダムは名目上とは言え、僕のような東京に住む人のために作られている。忘れちゃいけないことだ。
なんだかんだ言ったって、『船、山にのぼる』はそんなに知られた映画じゃないかもしれない。映画館に迷惑をかけなければいいが、と思いつつ現実的には出来ることはほとんどない。残り5日間、少しでも多くの方が足を運んでくだされば、と思う。
そうそう、ロビーに手作りの船が山に登った貼り絵(?)があって感激しました。こうして映画は届いていくんですね。
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