アフリカ
タイトルだけ書くとなんだか分からないが、いくつかあるので面倒だからまとめた。
風邪が治った・・・かどうかは微妙だが、あまりチャンスがなさそうだから思い切って、今日はBankARTに行った。来週から横浜でTICADⅣ(第4回アフリカ開発会議)が開催されるとかで、BankARTでも関連企画が開催されている。まずは「アフリカ 希望の大地」という写真展を見る。ナショナルジオグラフィックの写真だけあって、さすがにきれい。空撮で撮った写真を見ながら、そういえばドキュメンタリー映画『アース』も空撮がすごかったなあ、と思い出した。
その後、「Th e Investigation 追究」という芝居を見る。ウルヴィントーレという、ルワンダの劇団の公演。ルワンダと言えば、大虐殺のことを思うが、彼らももちろん身近で経験したらしい。芝居の内容は、アウシュビッツのことを裁いた実際の裁判が下敷きとなったもの。あまり動きもなく、法廷のシーンが中心だから話を追いかけるのが結構大変。フランス語で日本語字幕。それでも、収容所で働いていた人の言葉から、「誰でも悪になりうる」恐さが浮き彫りになっていく。ここでも、いろんな映画のことを思い出していた。いずれもドキュメンタリーだけど『ショア』だったり、『スペシャリスト』だったり、『S21』だったり・・。何曲か歌があって、それもよかったのだけど、終始、緊張感漂う舞台だった。
これで終わりではなくて、今日は特別レクチャーで北川フラムさんが話される日だったので聞くことに。1988年‐90年にかけて、「アパルトヘイト否!国際美術展」というのがあったのだけど(と書きながら、僕は当然知らなくて、名前だけ聞いていた)、今日のお話はこの展覧会について。何が面白かったかって、全国194ヶ所も回った、その展覧会の作り方。各地で実行委員会を作って、チケットを売る、というやり方を聞いていたら、かつての土本さん、小川さんの自主上映のやり方を思い出した。この展覧会の実行委員に土本さんの名前があったしね。つい、質問でその影響などを北川さんに聞いてしまった。(北川さんが編集した「私ではなく、不知火の火が」という本もあります、ちなみに。)
帰りがけに、池田さんにも久しぶりにご挨拶。6月14日の灰塚神楽団公演のことが気になっていたので。
それにしても、1日中、アフリカだらけの一日だった。病み上がりには充実しすぎた一日だった。
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「アパルトヘイト否!国際美術展」の時に、香川で開催がかないませんでしたが
それを悔やんだ方とのつながりで、2010年瀬戸内国際芸術祭への流れが出来たようです
(又聞きですが)
是非ともフネヤマを瀬戸内海の島々での上映を企画したく思いますので
その節はよろしくお願いいたします。
コメント by cage238 — 2008/5/26 月曜日 @ 9:21:33
>cage238さま
北川さんは香川の話をちゃんとしてました。その時出来なかったのに、今、縁があるのは不思議だなあ、と。
はい、ぜひ、上映をお願いいたします。
コメント by 本田孝義 — 2008/5/26 月曜日 @ 23:39:23