メイシネマ1日目
今日から始まったメイシネマ祭08。4本の上映作のうち、すでに3本は見た作品だったので、今日は1本だけ。
見たのは青原さとし監督『藝州かやぶき紀行』。5月末からポレポレ東中野で上映予定とかで、東京では初上映、とか。昨年、広島県では公開されている。青原さんとは妙な縁があって、青原さんの『土徳』のことを教えてくれたのは父だった。それも、浄土真宗関係の新聞に載っていたのを教えてくれたのだ。青原さんも実家がお寺、ご本人も得度されている。『土徳』を見たしばらくした後、僕の前作『ニュータウン物語』を広島市の横川シネマで上映した時は、対談もさせていただいた。
と前置きが長くなったが、『藝州かやぶき紀行』。今や少なくなったかやぶきの家。この映画では、広島県のかやぶき職人、家を中心に、職人が山口、福岡、はたまた大阪・京都まで出稼ぎに行って、かやをふいていた足跡をたどる。その描写の丁寧さや、探究心に驚く。こういう細かさは僕にはまねが出来ない。民俗学が好きな人には必見の映画であろう。
さて、今日から『船、山にのぼる』の大阪上映も、レイトショー。どうなりますか、ちと心配。
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