SYNAPSE
今日は夕方に東大に行ってきた。”SYNAPSE”という東大のプロジェクトが企画したトークショーを聞きに行く。会場は東大内の福武ホール。僕は以前、東大本郷キャンパスを歩いた時に、古い校舎群の中に新しい建物があって、きれいなカフェテリアでも出来たのかな、と思っていのだが、かの福武總一郎さん(ベネッセ社長)が寄付をし、安藤忠雄が設計した福武ホールがこの新しい建物だった。僕の中で初めて今日一致した。今日のトークショーでは坂口恭平さんと中村雄祐さんの対談を聞きたかった。お二人の話はとても面白かったです。特に僕が注目した発言は、中村さんが坂口さんに「0円ハウスもアカデミズムを巻き込む時期に来ている」と言われたことだった。次に、渋谷慶一郎 さんと池上高志さんの対談は、複雑系と音楽(あるいはアート)をめぐる、かなり高度な話で、僕は所々ついていけなかった。最後、質疑応答の部分で坂口さんが加わった議論は白熱した。それにしても、こういうイベントを企画したり、おしゃれなフリーペーパーを作っていたりして、東大を外に開く、象牙の塔にしない試みは興味深い。もっとも、その「洗練」がはたして必要なのか、ちょっとだけ疑問もあるのだけど。
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